東日本大震災から一年が過ぎました。
いまだに飼い主様のところに帰れない犬の特集など
最近もテレビでやっていました。
日本に住む以上、地震とは離れられない運命なので、
大地震がきたときに、自分の愛犬とどう過ごすかは
常日頃から考えていなくてはなりません。

ペット総研さんでのアンケート結果は、役に立つと思われるので
転載いたします。

参考URL
http://www.pet-soken.jp/result/blog.cgi/permalink/20120312000000

震災後(※震災発生直後から1週間程度)、ペットに何か変化はありましたか?

被災地の全オーナーの65%が「何かしらペットに変化があった」と回答しています。
具体的な内容を見ると、犬・猫ともに「音などに敏感になった」と
回答し た人が多く見られましたが、
そのほかでは、犬では「そばを離れなくなった」の割合が高いのに対し、
猫では「どこかに隠れて出てこなくなった」が多く見られ ました。
また、猫の場合は、「特に変化なし」の割合が被災地全体・犬のみのデータと比較しても
高いことがわかります。
ひとくちに「ペット」といっても、
災 害への反応は動物種により大きく異なることがよくわかる結果となりました。

震災時にペットに関してやっていてよかったこと
「ペットフード・ペット用品の買い置き」が一番にあげられていました。
ペット用品で「あってよかった」とあがったアイテムの内訳を見ると、
「ペット用ヒーター」「ドライシャンプー」「おむつ」「レインコート」
などがあげられたほか、
ペットのためのものではありませんが、「ペットの写真」「洗濯ネット」
という意見も見られました。
また、「水槽の転倒防止対策をしていたおかげで水がこぼれずに済んだ」など、
魚オーナーの意見が多く見られたのも印象的でした。

逆に、震災時にペットに関して困ったことはありますか?

多くのオーナーが、いつもと違う反応を見せるペットに戸惑いをおぼえたようですが、
なかでも「緊急地震速報の警報音に怯えるようになった」という意見が、 特に多く見られました。
また、「多頭飼育のため一度に避難させられない」など、
飼育頭数にかかる避難時の不安をあげるオーナーも多いようです。

今回の震災を機に、ペットのための防災対策を何か行いましたか?

もっとも多かった回答は「防災グッズの準備」で、その内訳のおもなものとしては
「ペットフード」「ペット用飲料水」「キャリーバッグ、ケージ」
「トイレシーツ、猫砂」「リード、係留グッズ」「フードボウル、水飲みボウル」
「洋服」「ブラシ」「写真」などがあげられました。
またそれらを「枕元」「玄関」「車の中」など、
何かあった際にすぐに持ち出せる場所に置いていると回答した人が多く見られました。

集計結果を見て興味深く感じたことは、
【震災時にやっていてよかったこと】の設問で、
「たまたまドッグフードのストックがあって助かった」や
「キャットタワーをしっかり固定していたので倒れずに済んだ」など、
日ごろ何気なく行っていた行動のなかに、震災時に役立つ
「ペットの防災対策」が数多く見られた点です
(逆に「ペットフードの不足」は、【震災時に困ったこと】の設問で
上位回答のひとつにあがっています)。

「ペットと防災」と言うと難しく聞こえてしまいますが、
「ひとまず今できる最低限のことを実践する」だけでも、
災害時に大きな違いを生むため、
立派な「防災対策」と呼べるのではないでしょうか。

多くの方が心配事としてあげている「ペット同伴避難」の問題などは、
いちペットオーナーの努力だけで解決できるものではなく、
国や自治体主導の対策が不可欠となってくるでしょう。

以上です。
転載先には、もっと詳しいデータがたくさんあるので
興味のある方は見てみてください!

This article is written by 日比

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